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~京都祇園の町家BARから、ささやかながらの 『ことりーふ』 ~
バーのとびら
こんばんは! bar 祇園359のAsanoです!

GW、いい天気が続きましたねぇ

ただ、お天道様も気張ってくれはるのはええんですが、
ちょっと暑すぎ!気張り過ぎですね

さて、当店のお店の周辺で普段あまり小さなお子さんを見かけることって

ほとんどないのですが(とくに夜なんて)、この時期は外へ出ると、たくさんの

ちいさな笑顔を見かけることができました。

かわいらしいですねぇ!癒されます!

とくにバーをやっていると、ほんと縁遠くて…

まあ、それは小さなお子さんに限ったことではないのですが、

なかなか若いうちや慣れていないとバーって入りにくいなあって

思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

多くのバーが外からは中が見えないし、入口の扉はでかくて、重いし…
(当店の扉はでかいですけど、軽いですよ

もともとバーは異教徒や異人種などが集まりお酒を酌み交わす場所と

して、またギャングの隠れ家としても使われていました。

だから、わざと外からは見えないように、入りにくいようにされていたんですね。

ほんま今でも看板もないところもあるぐらいですから。

でも、一度中に入れば、その中でのことは決して外にもれることはなく、

秘密は守られる。だからこそ安心してお酒を飲み、語り合うことができる。

今でもそういった外の世界と切り離した特別な空間、雰囲気をお客様に楽しんで

頂くために、当時のかたちを残しているんだと思います。

大人な空間に最初は不安や戸惑いもあるとは思いますが、心配しないで下さい!

誰しもはじめから大人なひとはいません。

みんなバーの扉を開けて、少しずつ大人になっていくんです!


ある方が言ってました。

バーの扉を開けるのは、宝石箱を開ける前のドキドキ感を楽しむようなものだと。

ちょっと勇気を出して、扉を開けてみて下さい!

またひとつ人生の楽しみや安らぎがひとつ増えるかもしれませんよ!

それでは本日の一杯!
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bar 祇園359オリジナルカクテル

    「抹茶くらうど」

~大人の大人なデザートカクテル~

オレンジの仄かな薫りのなか
抹茶とミルクの甘味がやさしく溶け込みます。
それでいて、ちょっぴりビター



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2010-05-06 Thu 00:37
別窓 | オリジナルカクテル | コメント:0 | トラックバック:0
本当の美味しさとBartenderのあいだに
こんばんは! bar 祇園359のAsanoです!

当店がオープンして、ようやく一ヶ月が経ちました。
いやぁ~、ほんまにあっという間でした

これまでに来ていただいた皆様、心よりお礼を申し上げます。

ありがとうございます!

今後ともbar 祇園359をどうぞ

よろしくお願いいたします!


さて、我々bar 祇園359がここ京都に新しく誕生したわけですが、
そもそもBarの始まりって、皆さんご存知ですか

酒場というのは、確実な記録が残っているわけではないのですが、
有史以前の時代から洞窟の中でお酒をもてなす空間として、形成
されていたと言われています。

その後、永い永い時代を経て、「BAR」という言葉が誕生したのは
1830~50年頃のアメリカ。
その当時、居酒屋ではビールやウィスキーは樽から計り売りされており、
酔っ払うと、自分で樽に近づき勝手に飲みだす者が出てきた。
そこで、樽の前に客席と仕切るための横木を設け、酔っ払いを近づけない
ような工夫がされるようになったそうです。
これが「BAR」のはじまりです。
その後、横木が次第に横板のカウンターとなり、対面販売へと変化していきます。
(BARのはじまりについての諸説はこの他にもいくつかあるのですが、
これが一番有力視されております。)

そして、そのカウンターでお酒をもてなすのが

Bar(酒場)+Tender(世話をする人)=Bartender


ただ、バーテンダーを生業としている者としては、
この「Tender」という言葉を単に世話人としてではなく、
「優しさ」と思っております。

お酒の好みって、人によってさまざまですよね。
あま~い味が好きな方もいれば、キリッとドライな味が好きな方も
一番値段が高いものが、一番うまいものとも限りません。
値段が安いものにも、たくさん美味しいと思えるものはあります。
その日の気温やそのときの体調によっても、飲みたいものが変わってきます。

もっと言えば、自分が美味しいなあと思っても、他の人からしたら、
美味しくないと感じるものもあるかもしれません。

でもそれって、結局人は美味しさを味だけ判断しているのではないんでしょうね。

どこへ行き、誰が作り、誰と、

どのようなときに飲んだのか?


それも大事な美味しさのバロメーター!


大切な人、かけがえのない人とともに過ごした楽しい思い出がそこにあれば、
どんなに時が経っても、美味しさは人の心の中にずっと残っています。

カウンターの上に我々バーテンダーが優しさを添えることで
ほんの少しでも、その手助けができればと。

ゆっくりと過ぎ行く季節を惜しみながら、本日の一杯!
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この一ヶ月、お客様に最も多くご注文を頂いたbar 祇園359オリジナルカクテルです。

「Cherry Blossom Bellini」

今年の桜もやっぱりきれいでした!


2010-04-26 Mon 02:35
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