こんばんは!bar 祇園359のAsanoです!
この間、ひさしぶりに連絡をとった学生時代の友人に自分が今バーテンダーを
していると言うと、すごくビックリされました。
どうやら、学生の頃、あまりお酒なんて飲めなかった私がお酒を扱う仕事に就いて
いるのがとても不思議に思えたようです。
まあ、今でもお酒はあまり飲めないですが…
言われてみれば、たしかに自分自身でも学生の頃に、今の自分の姿を想像する
ことはできなかったと思います。
自分で選んで進んできた道ですが、ほんま人生っちゅーもんはようわからんもんです!
社会にでて、いろいろなものを見て、いろいろな人と出会い、いろんな経験を重ねる
中で、自分の価値観やものの見方も変わってきます。
私が今の仕事に就いたのは、「お酒」からではなく「人」からでした。
というのも、はじめに就いた仕事では、ほとんど人と触れ合うことがなかったもので
もともと私は人見知りで人付き合いも決してよくはなかったのですが、
それでも、しばらくしてあまりに人が恋しくて、恋しくて 
たまらなくなってしまいました。
そのせいもあって、その後は「接客」という道に進んでいくのですが、
その中でもバーは人=お客様との距離がとても近く、密なものでした。
バーという空間は不思議なもので、お客様も普段外ではお話されないようなことを
バーでは語られることがあります。
まあ、酔った勢いということもあると思いますが、それ以上に
落ち着いて自分自身と向き合えるからなのかもしれません。
バーテンダーはそういったお客様の心の声にまで耳を傾けて、
そのとき自分に何ができるかを必死で考え、すべての一杯をお出しします。
そして、そのお出ししたお酒にもまた、たくさんの人=造り手やその1本1本に
携わってきた人々の想いが詰まっています。
すべては人から人を通して、また人へ
その中で誰かに喜んでもらい、「ありがとう」という一言を頂けたときが
結局自分にとって1番幸せなんです(^^)
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