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~京都祇園の町家BARから、ささやかながらの 『ことりーふ』 ~
本当の美味しさとBartenderのあいだに
こんばんは! bar 祇園359のAsanoです!

当店がオープンして、ようやく一ヶ月が経ちました。
いやぁ~、ほんまにあっという間でした

これまでに来ていただいた皆様、心よりお礼を申し上げます。

ありがとうございます!

今後ともbar 祇園359をどうぞ

よろしくお願いいたします!


さて、我々bar 祇園359がここ京都に新しく誕生したわけですが、
そもそもBarの始まりって、皆さんご存知ですか

酒場というのは、確実な記録が残っているわけではないのですが、
有史以前の時代から洞窟の中でお酒をもてなす空間として、形成
されていたと言われています。

その後、永い永い時代を経て、「BAR」という言葉が誕生したのは
1830~50年頃のアメリカ。
その当時、居酒屋ではビールやウィスキーは樽から計り売りされており、
酔っ払うと、自分で樽に近づき勝手に飲みだす者が出てきた。
そこで、樽の前に客席と仕切るための横木を設け、酔っ払いを近づけない
ような工夫がされるようになったそうです。
これが「BAR」のはじまりです。
その後、横木が次第に横板のカウンターとなり、対面販売へと変化していきます。
(BARのはじまりについての諸説はこの他にもいくつかあるのですが、
これが一番有力視されております。)

そして、そのカウンターでお酒をもてなすのが

Bar(酒場)+Tender(世話をする人)=Bartender


ただ、バーテンダーを生業としている者としては、
この「Tender」という言葉を単に世話人としてではなく、
「優しさ」と思っております。

お酒の好みって、人によってさまざまですよね。
あま~い味が好きな方もいれば、キリッとドライな味が好きな方も
一番値段が高いものが、一番うまいものとも限りません。
値段が安いものにも、たくさん美味しいと思えるものはあります。
その日の気温やそのときの体調によっても、飲みたいものが変わってきます。

もっと言えば、自分が美味しいなあと思っても、他の人からしたら、
美味しくないと感じるものもあるかもしれません。

でもそれって、結局人は美味しさを味だけ判断しているのではないんでしょうね。

どこへ行き、誰が作り、誰と、

どのようなときに飲んだのか?


それも大事な美味しさのバロメーター!


大切な人、かけがえのない人とともに過ごした楽しい思い出がそこにあれば、
どんなに時が経っても、美味しさは人の心の中にずっと残っています。

カウンターの上に我々バーテンダーが優しさを添えることで
ほんの少しでも、その手助けができればと。

ゆっくりと過ぎ行く季節を惜しみながら、本日の一杯!
IMG_2096_convert_20100426021430.jpg

この一ヶ月、お客様に最も多くご注文を頂いたbar 祇園359オリジナルカクテルです。

「Cherry Blossom Bellini」

今年の桜もやっぱりきれいでした!

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2010-04-26 Mon 02:35
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